Tosou

塗装って何?

外壁塗装を行うタイミングとしてひび割れなどがあります

外壁や屋根は住宅において一番ダメージを受けやすい箇所であるため、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。メンテナンスを行うタイミングとしましては、外壁にひび割れやチョーキングなどの症状が発生しているかどうかが目安です。

こんなことで悩んでいませんか?

ひび割れ(クラック)

クラックは大きく分けて2種類あります。


「収縮クラック」
よく目にするものはこれで、コンクリートや素地の表面の収縮により入るクラックです。髪の毛くらいの太さのクラックで(ヘアークラック)ともいいます。深度も浅いので早急に補修が必要というものではありません。


「構造クラック」
このクラックはちょっと問題で時間とともに大きく口をあけていくものもあり、クラックの太さがおよそ0.3mm以上の場合は構造クラックの可能性が高いので、早急に対応が必要です。

チョーキング(白亜化)

紫外線・熱・水分・風等の影響により、塗装表面の樹脂が劣化し白い粉状になる現象や状態をいいます。

塗膜の剥がれ

塗膜の劣化、素地の変化が懸念されます。

コケや藻の発生

美観を損ね、建物の劣化、腐食を促進させます。人体にも影響を及ぼします。

鉄部のサビ

鉄の最大の弱点はサビが出やすいことです。放置しておくと鉄を腐らせ、穴があいたり折れたり強度が大幅に落ちる危険性があります。鉄部の塗装はこのサビから守る事がポイントです。

どうして塗り替えが必要なの?

建物は日々(春夏秋冬)過酷な自然環境にさらされています。
紫外線、風雨、雪、炭酸ガス、温度変化など・・・さまざまな要因がありますが
これらから建物を守るため。と同時に美観を保つためといえます。

雨・雪/湿気

建物に水が浸入すると、建物の内側から腐食します。

炭酸ガス(排気ガス等)

コンクリート・モルタルの寿命を縮めます。

厳しい温度変化は、結露を引き起こし建物を腐食させます。

汚れ・カビ・コケ・藻 

美観を損ね、人体への影響が懸念されます。 
また、建物の腐食を促進させます。

紫外線

紫外線は建物にとって最大の敵。 
直接さらされ続けると寿命を縮めます。

そもそも塗装って?


img20150609172511188392

われわれの周りを見渡すと家屋をはじめとして、家具、電化製品、台所用品から自動車、電車など乗り物にいたるまで塗装がほどこされています。
その存在に気付かずに過ごしていますが、我々は塗装に囲まれて生活していると言っても過言ではありません。
それでは、これでもかってくらい聞きなれた”塗装”という言葉の意味を考えてみましょう。


「塗装とは」塗料を薄い膜にして素材の表面を覆うことです。
この薄い塗膜は、素材の表面を汚れや湿気または直接傷がつかないように製品を保護するとともに、外観を綺麗にして人の心を満たしてくれます。
しかし、この塗装を行うにあたってどんな優秀な塗料を使用し、どんな入念な塗装をしても、素材表面が悪ければ期待された塗装の効果は発揮できません。
たとえば・・・ひどいホコリや汚れ、サビの発生したままの鉄材、水分の多い木材、などなど・・・

良好な面をつくる事を「素地ごしらえ」または「塗装の前処理」といい、素材に応じた適切な処理が必要です。
こうして整えた面にはじめて塗料が塗られるわけです。


塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが標準です。
(建物の形状、部位によって損傷の度合いが異なります。場所によっては塗り回数が変わります。)



①最初の塗りは下塗りといい素材との密着、素地の平滑化のためです。
 鉄部の場合は防錆も考慮します。シーラー・フィーラー・錆止め塗料と云われるものですね!
②次は中塗りで平滑性の向上、必要とする塗膜の厚さ、均一な色彩などを得るための塗りです。
③最後の塗りは目的にあう色彩や性能の塗料の塗りで上塗りとよばれます。



現在では一部のものを除いて中塗りと上塗りは同一のものを使用しますので、下塗り・中上塗りと分けてもいいかもしれません。
一方、塗られる表面のまわりを掃除し、周囲が塗料でよごれるおそれがある場合は、ビニールや紙テープなどで保護し乾燥中や乾燥後の塗膜の傷つくおそれがある場合は予防措置をします。
このことを養生といいます。
塗装とは、養生を含み素地ごしらえをし、塗料を調合し塗りつけ乾燥することの一連のすべての作業のことを言います。